リラクゼーション業界とその周辺事情?(^^)

先月の事なのですが、

とある方から

自分の仕事について、40分くらいで何か語ってほしい

との依頼をうけました(^_^;)

人前で話するほどのこともないのですが、

まぁ、いつもお世話になっている方から

頂いたお話でもあったので、

二つ返事でOKしました。

結局、諸事情あり、お話しする機会は中止になったわけですが(笑)

いろいろ考えていたので、ちょっと残念だったり、

ホッとしたり・・・(^_^;

で、その中止になるまで、2週間ほどの間、

考えていたことを少し書いてみようかなと思います。

さて、わたしは「仕事」というものは、

「人様に喜んでいただくことをして、

人様のお役に立つことをして、

その対価としてお金をいただくこと」

だと思っています(^^)

今の時代においては「古くさく」て「不器用」な考え方かもしれませんが、

私的にはそれでいいのです。

ましてや、わたしの仕事は「サービス業」であり、

売っている商品は「癒やし」なのです。

「先ずは人様」

と考えていないと、きちんとした施術は難しいと思っています。

しかし、所謂「いやし業界」では、

必ずしも「そうではない」のかな?

ということが、身の回りでも多々見受けられます・・・。

どうしてそうなったのか・・・すこし私見を書いていこうかなと思います。

そもそも、「癒やし」という言葉が、

私たちの生活の中で、会話の中で、

普通に語られだしたのは「いつ」ぐらいからだと思いますか?

もちろん「癒やす」という言葉は昔からあったわけですが、

実は「癒やし」という言葉は1999年に、

流行語になっているんです。

1997年までの「広辞苑」には「癒やす」という言葉は

「動詞」としてしか記載されていなかったそうです。

1999年のという時代の背景ですが、

ひと言でいえば「不景気」な時代でした。

1991年まで続いた「バブル」が崩壊し、

「就職氷河期」だの

「リストラ」だの

「貸し剥がし」「貸し渋り」だの。

・・・この時代のことを思いだすだけで、

不景気な言葉のオンパレード(苦笑)

そんな中で当時の若者たちは

「自分探しの旅」にでたりします(^_^;

1997年に消費税が5%に増税されると、

1998年には自殺者が3万人を超える・・・という事態が起こったり。

いわゆる、「平成不況」とか「失われた10年」とか言う時代ですね。

このような、社会的、経済的な不安定さ、

未来に対する漠然とした不安の中で、

「癒やし」という言葉が、

流行したわけです。

もちろん、今だって「好景気」なんてはいえないわけですが、

(むしろ、年々悪くなっているような・・・)

91年まで「バブル景気」でお祭り騒ぎしていた時代でしたから、

そのショックたるや、ちょっとやそっとのことではなかった・・・。

このころに、「癒やす」は「癒やし」になり、

商品化・産業化されていくのです。

癒やし系の仕事は

「社会や経済の不安定さ、漠然とした未来に対する不安」

が背景になって起こったブームであるといえると思うんです。

「癒やし系」の仕事の内訳(?)ですが、

「身体を直接」癒やすようなお仕事、

リラクゼーションとかカイロ・整体・オイルマッサージ・

リフレ・台湾式足裏・・・etc

あと「こころ」を癒やすようなもの・・・

スピリチュアルなんとか・・・とかもこの頃から出てくる言葉のようですね。

(ちなみに、わたしの手からは「気」が出てるんだそうです(^0^;)

ある自称・スピリチュアリストの霊能者さんからいわれたのですが・・・

わたしの施術は「技術」であって「気」ではないです(笑))

占い・カウンセリング・カラーセラピーなんかもこの中に入るのかな?

伝統医療系・・・なんていうのも癒やしに入るんでしょうか?

アーユールベーダとか漢方とか韓方とか・・・。

わたしがこの業界に足を突っ込んだ当時

話題になっていた気がします。

まぁ、伝統医療のオシャレなとこ取りみたいですが(笑)

こんな具合に、

ありとあらゆる「癒やし」が商品として売られるようになりました。

「社会や経済の不安定さ、漠然とした未来に対する不安」

を背景に生れた産業・・・。

やはり、その影響は、わたしたち「民間療法家」や

「セラピスト」にもしっかりと受け継がれているわけで・・・。

「恐怖」に訴えた方が商売的に手っ取り早いというか((^^ゞ

これはお客様から直接聞いた話なんですが、

以前「産後の骨盤矯正」なんていうものが流行ったことがあります。

今になってはあまり聞かなくなったのですが。

「センセ、産後に骨盤矯正しなかったら顏歪むの?」

と聞かれました。

「産後に骨盤矯正をきちんとしていなかったら、

将来、肩こり、膝痛、腰痛、側湾症、はては尿漏れ、

顔まで歪むんですよ!」

といわれたんだそうです(^_^;

女性にとって「顔が歪む」なんて恐怖以外の何ものでもなわけです。

「最近の女の人って40代でも50代の方でも、

キレイな人多いですよね?」

「たぶん今(当時)40代50代の人で産後に骨盤矯正なんて

している人なんて居ないと思うんですが、

顔の歪んだ人なんて・・・いっぱい居ますかね?」(苦笑)

「あ~~~・・・」

って感じで納得していただけました。

もっとも、お客様の側も、

痛み自慢、体調悪いアピールをしてくる方も居られて、

多少大げさに同調してあげるのも仕事のうちかもしれないのですが、

わたしはどうも、正直すぎてそういうことが苦手なのです(^_^;

では、具体的にわたしの仕事の立ち位置ってどこなの?

っていうことなのですが、

わたしは医療の「スキマ」のお仕事だと思っているのです。

たとえば「頭痛」で病院にいったら、

お医者様に

「どこも異常ないですよ?緊張性(肩こりなど)の頭痛ですね」

とか、

「お疲れなんですね。」とか言われたとしますよね?

家に帰って、ご家族に「肩揉んで!」っていっても

「え~っ!」って嫌な顏されるかもしれないし(笑)、

揉んでくれても精々5分くらい?だと思うんですね(^_^;

そういうときに、わたしたち民間療法家の出番!

くらいに考えています。

あくまで、先ずは病院で診てもらって、

その診断後に、ご自分の判断で利用していただければ良いのです。

「医療の邪魔をしない」

わたしに仕事に対するこだわりがあるとするならば

そんなところです。

「癒やし系」の仕事とは、

「直接的にお客様の身体や心に影響を及ぼす」ものです。

したがって「治療家」や「セラピスト」を名乗るなら

自分の提供する技術や商品の

「根拠」について常に考えておく必要があると思うのです。

また、自分のできることの「限界」についても。

最近の話なのですが、

古くからのお客様が、

「よもぎ蒸し」を体験したとのことでした。

よもぎ蒸しの前に体重と体脂肪を計ってもらって、

水分補給しながらよもぎ蒸しが終わった後に

体重・体脂肪を計ったら

体重はそのままだったけど体脂肪が落ちていた!

と嬉しそうにいうのです。

そのセラピストさんがいうには、

「私も体重が100kgあったけど、

よもぎ蒸しで痩せた!」

とのことでした。

「それは、測定器(体重計)の誤差ですよ?

足の裏が汗で濡れていたりしたら、

体脂肪が低く測定されるらしいですね」

というと、

「センセってなんでそんなにひねくれてるん?」

と呆れられてしまいました(^_^;)

けどね、サウナで体脂肪が減る・・・なんてことはないのです。

体重を減らすには「食事と適度な運動」が一番です。

健康診断でヘモグロビンA1cが高いと診断され

また、血圧も高く高血圧のお薬を飲んでいる

その方のために助言したにもかかわらず・・・。

あきらかに「うそ」あるいは「無知」なことを

(少なくとも、よもぎ蒸しで痩せたは嘘でしょう)

いっている「セラピストさん」こそ責められるべきでしょうに(笑)

実はこういうことは日常的にあるのです(苦笑)

この間整体屋さんでマクラが・・・。

「わたしなんか寝相が悪いからマクラなんて朝になると

どっかにいってますよ(笑)」

デトックス・・・。

「汗は体温調整のためにでてるんで、そもそも毒って何?・・・」

温活・・・。

「お風呂文化のこれだけ発達している日本

なんて年がら年中温活してるじゃないですか?

入浴剤まで入れて!」

伝統療法・・・。

「日本で一番古くに書かれた医学書って

平安時代らしいですよ?今更外国の伝統・・・」

まぁ、こういうことをいうたびに「呆れられる」んですね。

「ひ ね く れ て る !」って(苦笑)

ひねくれてるっていうのは、否定できないのですが、

根拠のない情報に振り回されて、

自分の健康を害してしまっては何にもならないのではないかな?

と思うのです。

わたしが最近「癒やし系」(リラクゼーション系・スピ系含む)の

仕事にたいして否定的なひねくれ意見をだすのは、

「信じてしまう前に、冷静に考えて欲しい」

からなんです。

すこし考えれば何が正しいかなんて、

すぐにわかることですからね。

わたしの母は、わたしが高校生のとき

44歳で亡くなりました。

乳がんでした。

当時、「がん」といえば「不治の病」というイメージが強く、

がんと診断された母は、

父の反対意見も聞かず、

「宗教(精神世界)」と「民間療法」に逃げてしまいました。

みるみるうちに悪化していき、

がんと診断されてから、2年ほどで亡くなってしまいました。

「もしあのとき、正当な医療を受けていれば・・・

早くに手術を受けていれば・・・」

ひょっとしたら、もう少し生きていてくれたかもしれない。

悔やんでも悔やみきれない経験をしているからなんです。

癒やし系の仕事、を生業にする以上、お客様の

「正当な医療を受ける`当たり前の権利‘」

害するようなことがあってはいけません。

そもそも「癒やし」とはお金で買えるものなのでしょうか?

「癒やし」は神さまから与えられるもの

あるいは、奇跡のようなもの・・・と理解していたのですが、

今では気軽にお金をだして(笑)買えるものになってしまいました。

毎年年始になると、スピリチュアリスト、占い師たちが、

その年を占う・・・わけですが、

たいてい「明るい未来」を予言する占い師はいません。

彼らは「不幸」や「恐怖」をお金に換える錬金術師なわけで、

人の心を癒やす・・・という対局にいるような人たちに

わたしは感じてしまうわけです。

「心身相関」ということばがあります。

心と体は切っても切り離せない、お互いに影響し合っているもの

だということが解ってきました。

これ、大昔からいわれているようなことなんですが、

最近、頭のいい人たちが真面目に研究をしはじめたようです(^^)

医療や科学の世界の「癒やし」や「スピリチュアル」と、

わたしたち「癒やし系」のいうところの

「癒やし」や「スピリチュアル」。

言葉は同じでも、内容は異なるものです。

何にも縛られていない、わたしとしては、

「癒やし」や「スピリチュアル」に

どうせなら、現在までの価値観とは

「違う価値観」「違う世界観」を探し出したいと思うのです。

「癒やし」が「産業」に縛られ、

に縛られているようでは、

世も末・・・ですね。

みたいなことを、実技的なものも紹介しながら40分、

だらだら話する気でした(笑)

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